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抱きしめたいのに 15

「抱きしめても怒りませんか?」の妄想が爆走している文章「抱きしめたいのに」の第十五話をUPしました。

この頃「スッキリ!!」の中井和哉さんのナレーションが面白いです。
ノってますねー。
エド・はるみさんの「グ〜」やイケメン芸人の狩野英孝さんの「スタッフ〜」の物真似などをやってくれました。
中井さんの担当は、月・水ですが、たまーに木曜日に特集のナレーションをやっていらっしゃいます。
そんな時は得した気分に一日中浸っております、単純なSKIPでございます。
他の曜日にも出てくれるかなー、と結局毎日、番組をチェックしております。



「相手は東京の人?」

「ううん」
 と、俺は首を横に振る。

「この街の人?」

「私達も知ってるとか?」

「うん・・・佐倉先輩」

 彼女達になら、素直に告白できた。

「じゃないかと思った」

 女の子達が声を揃えて言った。

 男子達は、驚いた顔をしている。

「高二の頃の慎ちゃん、佐倉先輩しか見てなかったもん」

「先輩に邪険にされても、頑張ってたよねー」

 やっぱり、女の子達にはバレてたか。

 つーか、見られてた?

「えー!そうなん?
 卓球に夢中になってたんじゃないのかよ」

「スポ根に目覚めたっていうのは?」

 男達を誤魔化すのは、容易い。

「佐倉先輩なら、大事にしてあげなさいよ」

「うん、あの頃からいろいろ噂、あったもんね」

「え?どういう?」

 俺は気になって、訊ねてみた。

「親に虐待受けてるとか」

「修学旅行も、お金がなくて行けなかったんだって聞いたよ」

「焦らないで、慎ちゃん」

「心の傷はゆっくりと、慎ちゃんの愛の力で癒してあげよう」

「それが・・・」

「何?」

 女子達の視線がキツくなった。

「俺、サイテーなことしちゃった」


                         (つづく)

 

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